世界中で流行中のフルタッチケータイ。だが、どのケータイも長方形で見た目はなんとなーく似たような形になってしまっていないだろうか。
もちろん各社、スタイルやカラーリング、そしてボタン配置などで差別化を図ってはいる。だが、いずれも手に持って指先で画面をタップするという同じ操作方法をとる端末だけに、思い切ったデザインは採用しにくいようだ。特にディスプレイの形状はどれもが縦長の長方形。これを正方形にしたなら面白そうだけど、手に持って使うことを考えると長方形の選択がベストなのだ。
超薄型やボディに丸みを持たせた卵型のフルタッチケータイも出てきており、バリエーションの数は確かに増えている。だが大胆な端末のデザインを採用したメーカーが突如出てきたのだ。はい、もちろんそれは中国トンデモケータイメーカーですね!「メジャーがやらなきゃうちがやる、やろうと思えば何だってできちゃうんだよ」というフロンティア精神を持ったトンデモメーカーがナイスなフルタッチケータイを発売しちゃったのだ。何がすごいって「ディスプレイは長方形」、この常識を打ち破っちゃったのだ。さらにデザインも垢抜けており、今回はかなり期待できちゃうぞ!
ということで今回紹介するのは「OZZO」というメーカーのV12。購入した2010年4月時点で「出てきたばかりの最新製品」だそうだ。トンデモケータイマーケットでも誇らしげにディスプレイされており、若干高めの値段ながらも女性のお客さんが実際に手にとって品定めする姿をあちこちで見ることができた。このV12は完全に女性をターゲットにしたケータイで、パッケージにも「鏡面美人の誘惑」だなんて大胆なキャッチコピーが書かれている。英語でも「Aesthetic & fashion and crystal & beautiful Handeset」と書かれているが、これちょっと長すぎだよあんた(笑)。まぁメーカーであるOZZOは、かなり自信を持って発売したってことなんだろう。
筆者もさっそく1台を購入。知り合いの女性に渡したところ「へー、これきれいだねー」と関心した様子。だがちょっと触っただけではこれがケータイとは気がつかなかったようだ。だってこんな形状のケータイなんてなかなかないからねぇ。そういや美人の議員さんやスポーツ選手などに「美人すぎる」という形容詞を付けることが最近では流行っているようだが、さしずめこのV12は「美しすぎるトンデモケータイ」と呼べる製品かもしれない。
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