Googleは米国時間3月24日、「Gmail」に新機能を追加した。アカウントへの不正なアクセスを示している可能性のある疑わしいアクティビティをシステムが探知した場合、ユーザーに警告を出すようになる。
Gmailは、アカウントへ最後にアクセスがあった時刻や現在も他の場所で開かれているかどうかなどの情報が、すでに受信箱の最下部に表示している。しかしながら、GmailのプロダクトマネージャーであるWill Cathcart氏は24日、インタビューに応じて、人々はあまりこの情報をチェックすることがないと述べた。
そのため、Googleは一歩踏み込んで、「Warning: We believe your account was last accessed from…」(あなたのアカウントは次の場所からアクセスされたことを警告する)と知らせる大きなバナーを表示し、通常とは異なるアクティビティが探知された時にアカウントへのアクセスがあった地理的な情報を特定して通知するようになる。
Cathcart氏は「たとえば、あなたが常に国内からログインしているにもかかわらず、突如として地球の裏側の国からのログインがあったような場合」、それは疑わしいと述べた。あるいは、特定の単一のIPアドレスから複数のアカウントへのアクセスがあり、パスワードの変更をしていることをシステムが探知した場合、アクセスのあったアカウントで警告が表示されると、同氏は述べる。
警告バナーが表示されたならば、ユーザーは「details」のリンクをクリックすると、最後にアカウントへのアクセスがあった場所など、さらなる詳細情報を入手できる。ユーザーは、そのウインドウからパスワードを変更できるようになっている。
この新たな警告システムに関する詳細な情報は、Gmailのブログで提供されている。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。原文へ
CNET Japanの記事を毎朝メールでまとめ読み(無料)
ZDNET×マイクロソフトが贈る特別企画
今、必要な戦略的セキュリティとガバナンス
ものづくりの革新と社会課題の解決
ニコンが描く「人と機械が共創する社会」
「程よく明るい」照明がオフィスにもたらす
業務生産性の向上への意外な効果
住環境に求められる「安心、安全、快適」
を可視化するための“ものさし”とは?