Googleが「Gmail」から分離したバージョンの「Google Buzz」を構築しようと検討しているとの報道がなされる中、同社はGoogle Buzzにさらなる修正を加えることも予定している。
Silicon Alley Insiderによれば、ブロガーのHarriet Jacobs氏がGoogleに宛てた怒りに満ちた苦情を受けて、GoogleはBuzzがGoogle Readerと連携する方法にさらなる変更を加えたという。Buzzユーザーがフォロワーをブロックしても、それらのフォロワーはそのBuzzユーザーが公開しているGoogle Readerを閲覧し続けることが可能になっており、Googleはこれを「バグ」と説明した。
Google Readerユーザーは現状でもプライベート用の設定を利用して情報を共有すれば、Buzzによってつながった新しいフォロワーに情報を見られることはない。とは言え、ブロックしたはずのユーザーがGoogle Reader上でフォロワーとして表示されていたのは誤りであったとGoogleは認めた。結果として、Googleは、Google Readerユーザーが同サービス上でほかのユーザーが自分のことをフォローするのをブロックできる機能の追加も計画している。
「われわれは米国時間2月12日午前、Jacobs氏の意見を聞き入れ、同氏のGoogle BuzzおよびGoogle Readerに関する懸念に対応した。いくつかの懸念は、製品体験が作り出した混乱が原因だった。Jacobs氏の報告のおかげで、われわれはGoogle Readerの1つのバグと1つの製品不具合を発見することもできた」とGoogleは声明の中で述べた。
さらに、Search Engine Landが12日に引用したGoogle製品管理担当バイスプレジデントのBradley Horowitz氏の発言によると、GoogleはGmailと統合されたバージョンとは別に、Gmailから分離されたBuzzの提供も計画しているという。これが実現すれば、GmailアカウントとBuzzアカウントを連動させることに対するプライバシー上の懸念を軽減し、さらに、Googleプロフィールを作成しなくてもBuzzを利用できる機会を企業に提供できるかもしれない。
GoogleとBuzzサービスにとって、先週は間違いなく浮き沈みの激しい1週間だった。同サービス自体について不満を述べている人はさほど多くないようだったが、Googleはプライバシーに関する不満への緊急対応に追われた。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。 原文へ
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