iPadの9.7インチのスクリーンはiPod touchよりもはるかに大きいスクリーンスペースを提供しており、電子書籍端末として使うこともより現実的になった。AppleはiPad専用の電子書籍ストア「iBooks」を開発した。iBooksは、米国の主要出版社5社(HarperCollins、Hachette、Penguin、Macmillan、Simon & Shuster)がコンテンツを提供する仮想本棚を利用できるアプリケーションだ。「iBookstore」では人気書籍のほか、教科書も用意する。ユーザーは表示モードを縦向きと横向きから選択したり、文字のサイズを変更したりすることができる。
しかし、Appleが開発したiPad専用ソフトウェアはそれだけではない。同社はエンジニアに、「Pages(ワードプロセッサ)」「Numbers(表計算)」「Keynote(プレゼンテーション)」を含む「iWork」をiPad向けに刷新させた。これらのiWorkアプリケーションは、それぞれ9.99ドルで個別に販売される予定だ。
キーボードドックアクセサリなど、iPhoneやiPodのユーザーの多くがうらやむようなアクセサリもある。ユーザーがSDカードから画像をインポートできるカメラ接続キットや、フォトアプリケーションのモンタージュモードと連携させることでiPadを電子フォトフレームとして使えるようになる充電およびドック用アクセサリも用意されている。
iPadの大半の機能はコンピュータがなくても利用可能だが、同デバイスを最初にセットアップするときは、AppleのiTunes 9.0以降が実行されているコンピュータに接続する必要がある。iTunes 9.0のコンピュータスペック要件は、Appleのウェブサイトに掲載されている。
iPadを自宅でのウェブサーフィンに使う予定で、3G対応モデルを持っていない場合は、自宅の無線インターネット環境が整っていることを確認する必要がある。また、すべてのiPadに電源アダプタが同梱されているが、iPadをフォトフレームとして利用したいと考えている人は、充電用ドックへの投資を検討すべきだ。iPadをワードプロセッサとして頻繁に利用するつもりの人は、Appleのキーボードドックや互換性のあるBluetooth無線キーボードの購入を検討するといいかもしれない。
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