多くの場合、使えるはずだ。古いアプリケーションや既存のアプリケーションはネイティブのiPodまたはiPhone向け解像度(iPadスクリーンのごく一部だけが使用される)で動作することもできるし、あるいは解像度を人為的に2倍にしたフルスクリーンモードで利用することも可能だ。iPadをコンピュータに接続したとき、それらのアプリケーションが「iTunes」ライブラリ内にある限り、大半のものは問題なく転送できるはずだ。もちろん例外はある。iPhone独自のハードウェア特性(写真撮影用カメラや動画撮影など)を利用するように設計されたアプリケーションは転送できないか、あるいは転送できたとしてもiPadでは使い物にならない可能性がある。
とはいえ、iPhoneとiPod touch向けの人気アプリケーションの多くは、iPadの大きなスクリーンを有効に活用する新しいiPad専用バージョンとして提供される可能性が高い。iPad専用として設計されたこれらのアプリケーションにiPhoneやiPod touchとの下位互換性はないだろう。
いくつかの点では、iPadはAppleのタッチスクリーン式iPodの巨大版と言える。基本的なデザインは同じであり、マルチタッチスクリーン機能を搭載していることや、アプリケーションのインストールとメディアのダウンロードをiTunesと「App Store」に依存していることも同様だ。しかし、異なっている点も数多くある。
OSは「iPhone OS」の1バージョンだが、ルックアンドフィールは若干異なる。電子メールや写真、メモ、iPod、カレンダー、連絡先、地図、「YouTube」「Safari」など、アプリケーションの多くも共通しているが、これらのアプリケーションは、iPadの大きなスクリーンサイズを活用できるように調整されている。
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