Webマーケティングガイドでは、インターネット調査会社のメディアインタラクティブと共同で、ソーシャルメディアに関する調査を行った。前回の「ソーシャルメディアに関する調査」ではそれぞれのソーシャルメディアの利用具合と利用目的、得ていると考えている恩恵や効果についてまとめた。
今回のソーシャルメディアに関する調査(下)では、ネット上で利用されているサービスについてや、ソーシャルメディアとリアルのつながりなどについて尋ねた。
【調査結果サマリー】
調査対象は、10代〜50代の男女500人。各性年齢別に50人ずつの均等割付とした。
Q1では各自がネットでよく利用していると思うサービスについて尋ね、それぞれのサービスがネットユーザーの中でどれだけ利用されているかを調査した。まず、最もよく利用されているサービスとして“メール”があがった。“メール”は最も古くからあるサービスの1つであり、すでにビジネスや私生活でもなくてはならないものになっていると言える。92.4%という高い利用率もうなづけるものである。
次に87.0%の利用率で“検索”があがった。こちらもすでにネットをしていく上でなくてはならないものとなっているサービスだろう。数年前には「○○で検索」というメッセージが広告手法として流行し、ウェブサイトを探す方法として最も一般的なものになっていると言える。
続いて“ニュースの閲覧”、“記事や情報の閲覧”と続いていく。情報入手メディアとしてのネットのニーズの高さもうかがい知ることができる。情報収集という点でこれらに近い部分もあるが、次に“ブログやSNSの閲覧”があげられている。これはソーシャルメディアとしての利用に近しいものの1つと言える。
これにより少なくとも60%以上の人は“ブログやSNSの閲覧”といったかたちでソーシャルメディアを利用していると言うことができるだろう。その後には“動画や音楽のストリーミング再生”、“商品の購入(eコマース)”と続く。
ソーシャルメディアはインターネットの世界に限定されたものではなく、リアルの世界にもダイレクトな影響を広げることが多くある。Q1を見ると、当然ではあるが、ソーシャルメディアが潮流の1つとして騒がれているものの、やはり“メール”や“検索”といったインターネットの基礎となっているサービスは依然利用率が高いことがわかった。
Q2、Q3ではそれらを踏まえ、現状、ソーシャルメディア上でできる友人や課金などのリアルとの結びつき方についてどう考えているかを尋ねた。
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