KDDIは12月10日、フィリピンGlobe Telecom、米Google、インドNetwork i2i、バミューダReliance Globalcom、香港/インドネシアのTelemedia Pacificと共同で、日本とシンガポールの間を接続する光海底ケーブル「South-East Asia Japan Cable」(SJC)を建設することに合意し、建設保守協定を締結したと発表した。
SJCは、日本とシンガポールを直接接続し、香港/フィリピン/インドネシアに分岐する、総延長約8300kmの光海底ケーブル。最新のDWDM(高密度波長分割多重方式)技術を利用し、初期の設計容量は17Tbps、最大23Tbpsまでの容量拡張が可能という。総建設費は約4億ドル(日本円で約360億円)で、運用開始は2012年を予定している。
また、日本をハブとして、シンガポール/香港と米国の双方のデータセンタをシームレスに接続できるように、シンガポール/香港において、ケーブル陸揚げ局からデータセンタまでを直接つなぐとのこと。
今後は6社以外にも、アジア地域の主要な通信事業者が建設保守協定に署名する予定とのことだ。
なお、KDDI、Global Transit、Googleの3社は、インドBharti Airtel、香港/シンガポールのPacnet、シンガポールSingTelと共同で、日米間を結ぶ光海底ケーブル「Unity」も建設している。
CNET Japanの記事を毎朝メールでまとめ読み(無料)
ものづくりの革新と社会課題の解決
ニコンが描く「人と機械が共創する社会」
ZDNET×マイクロソフトが贈る特別企画
今、必要な戦略的セキュリティとガバナンス