Adobe Systemsは、スマートフォンやネットブックなどのモバイルデバイスに対応した同社の新しいソフトウェア「Flash Player 10.1」について、Google、Motorola、NVIDIA、Palm、Research In Motion(RIM)、Qualcommといった大手モバイル企業からのサポートを得ている。Adobeは米国時間10月5日、ロサンゼルスで開催の同社デベロッパーカンファレンスで、このサポートを発表する予定だ。
Adobeの目標は、スマートフォンやネットブック、そしてARMチップアーキテクチャベースの「スマートブック」と呼ばれる小型ノートPC内のチップで、Flash Player 10.1を直接高速化することだ。
同社は5日、GoogleがOpen Screen Projectイニシアチブに加わったことも発表している。Flash Playerをサポートする「Google Android」ベースのデバイスは、Motorolaなどの携帯電話機メーカーが発売する予定だ。Motorolaの声明によると、同製品の発売は「2010年の早い時期」になるという。NVIDIA、Broadcom、Nokia、RIMなどの企業や、QualcommのようなARMチップサプライヤーは、すべてOpen Screen Projectに参加している。
その中に入っていない企業として目立ったのがAppleだ。AdobeのFlashプラットフォーム担当グループマネージャーAdrian Ludwig氏は、「現時点では、Flashは『iPhone』上で使用できない。これまでのところ、われわれは必要なサポートをAppleから受けていない」と述べている。
Flash 10.1のパブリックデベロッパーベータは、「Windows Mobile」「Palm webOS」向けに、またWindowsや「Macintosh」、LinuxなどデスクトップOS向けに、2009年中に利用可能になる見込みだとLugwig氏は言う。Google Androidと「Symbian OS」向けのパブリックベータは、2010年の早い時期に登場することが見込まれている。
RIM、Nokia、NVIDIA、Qualcommは、それぞれ「BlackBerry」スマートフォン、Nokia製デバイス、NVIDIAシリコン、Qualcommチップセットに、Flash Playerを搭載する意向を発表している。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。原文へ
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