地上デジタル放送で使用されている日本方式の規格が、チリで採用されることが決まった。チリのバチェレ大統領がこのほど発表した。
日本式規格「ISDB-T方式」の海外採用は、ブラジル、ペルー、アルゼンチンに続いて4カ国目。総務省では、関係省庁や放送事業者、メーカー、研究機関などと連携し、現地に専門家を派遣するなど、チリにおける日本式規格の採用活動を継続的に取り組んできたという。
その結果、日本式の規格がハイビジョン放送と同時にワンセグなどの移動端末向けサービスとしても提供可能であることや、干渉に強く車内や山間部においても良好に受信ができることなどが評価され、採用が決定したという。
総務省では、今後もベネズエラ、エクアドル、ボリビアなど南米諸国、およびフィリピンにおける採用を目指している。
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