ペルーの地デジ規格に日本方式の採用が決定

 ペルーの地上デジタル放送に日本式の規格が採用されることが決まった。総務省はこのほど、総理大臣の特使として同国に訪問した補佐官の活動報告を発表した。

 総務省によると、現地時間4月23日に麻生総理大臣の総理特使として山口内閣総理大臣補佐官がペルーを訪問。その際、ガルシア・ペルー大統領と会談し、ペルーにおける地上デジタルテレビ放送の規格に、日本で導入している「ISDB-T(日伯方式)」を採用することを決定したと伝達されたという。

 今回決まった方式は、2006年からブラジルでも採用されているもの。関係省庁や、放送事業者、メーカー、研究機関らが官民で連携しながら、専門家を派遣してのセミナーの開催、送信機などを搬送しての試験放送の実施、日本の普及状況を把握してもらうためにペルーの関係者を招聘するなど、日本およびブラジルの政府首脳からの働きかけを続けきたという。

 総務省では、今回の正式な決定を受け、今後もペルーにおけるデジタルテレビの早期の実用化と普及に向けた技術協力、人材育成などを支援する方針だ。

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