ソフトバンクモバイル、1.5GHz帯を用いたLTEシステムの無線実験局免許を申請

松田真理(マイカ)2009年08月21日 18時04分

 ソフトバンクモバイルは8月21日、「ユビキタス特区」プロジェクトとして、1.5GHz帯を用いたLTEシステムの実験試験局の免許を総務省へ申請した。免許の交付を受け次第、北九州市や財団法人九州ヒューマンメディア創造センターの協力のもと、福岡県北九州市八幡東区内でフィールド実証実験を開始する。

 今回の実証実験では、1.5GHz帯を用いたLTEフル仕様に準拠する双方向の実証実験のほか、複数の基地局装置を一カ所に集中して設置し、基地局アンテナのみをビルの屋上に配置する「光張出し基地局構成」の基礎実験や、隣接する基地局が協調して携帯電話と送受信する「複数基地局協調伝送方式」(ECO-LTE)の基礎実験を実施する予定だ。

 実験期間は2010年3月31日まで。基地局は3局設置する計画となっている。

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