3.9世代携帯電話、2010年9月に開始--事業者4者の事業計画を総務省が認定

永井美智子(編集部)2009年06月11日 11時38分

 総務省は、高速無線通信が可能な3.9世代携帯電話(3.9G)について、4社から特定基地局の開設申請を受け、これをすべて認可すると発表した。これを受け、イー・モバイル、NTTドコモ、ソフトバンクモバイル、KDDIの4社は2010年以降に3.9Gのサービスを展開する。

 1.5GHz帯はNTTドコモ、ソフトバンクモバイル、KDDIの3社が、1.7GHz帯はイー・モバイルが使用する。サービス開始時期はイー・モバイルが2010年9月、NTTドコモが同年12月、ソフトバンクモバイルが2011年7月、KDDIが2012年12月となる。

000026127_s.jpg 周波数の割り当て。1:ソフトバンクモバイル、2:KDDI、3:NTTドコモ、4;イー・モバイル。なお、NTTドコモは東名阪などの地域において2014年まで一部利用できない(※画像をクリックすると拡大表示します)

 採用する方式は、NTTドコモとKDDIがLTE(Long Term Revolution)のみ、イー・モバイルとソフトバンクモバイルはLTEとDC-HSDPAの2つ。LTEは下り100Mbpsの通信が可能な技術。DC-HSDPAはNTTドコモの「FOMAハイスピード」などで使われているHSDPAを倍速化させる技術で、LTE移行までのつなぎとして使われる見込みだ。

090611_plan_s.jpg 各社の事業計画(※画像をクリックすると拡大表示します)

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