機能は期待していなかったものの、ディスプレイサイズは結構大型で悪くない。電源を入れてみるといきなり背面から大音響が流れてきた!かなりやかましくて、さすがの中国でも、電車の中で隣の人が驚いたくらいだ。背面に搭載されている5つのスピーカーは伊達ではないらしい。もっとも本当にスピーカーが5つ内蔵されているかどうかは概観からはわからないんだけどね。またカメラは正真正銘のメガピクセル。結構きれいな写真が取れちゃう。なんだか悪く無いぞ!こりゃ掘り出し物だったか?
電源を入れてみると壁紙はヤングなイメージ(笑)。デフォルトは壁紙がスライドショーで自動切換えするのも楽しい。そしてメニューキーを押せば大型のアイコンがグリッド上に並ぶ。ん?少しiPhoneを意識しているのかな?このアイコンサイズなら指先でも楽々押せるのがうれしいところ。またメニューのフォントは丸ゴシック系でかわいい雰囲気だ。うんうんなるほど、やっぱりターゲットは若い層なのね。
通話するときは10キーを押す以外に画面上にソフトキーを呼び出せるが、これもカラフル。こうしてみると結構細かいところまでがんばって作っている感じだ。ゲームも数種類はいっているが、キャラクターの著作権がヤバそうなものも入っているのはご愛嬌。まぁ若者に売るためには若者が好きなキャラクターで、ってことなんだろう。また意外と他のトンデモケータイにないのがドローソフト。画面上に手書きで文字やお絵かきができる。
こうしてみると、この「閃星 V95」が売れなかったのはやっぱりパッケージが悪かったんじゃないかなーと思えてくる。だって機能は悪くないからね。いくら中国でも「出せば何でも売れる」ってわけじゃないってことか。
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