業績好調のぐるなびが急落--材料出尽くし感と季節要因が重なる

 インターネット飲食店情報サイト運営のぐるなびが急落している。8月3日は東証1部市場の値下がり率上位ランキングでトップとなった。7月31日に2010年3月期第1四半期決算を発表。順調な内容となったが、株価は逆の反応を示している。

 第1四半期の連結売上高は前年同期比22.1%増の54億5100万円、経常利益は同17%増の9億6100万円となった。チーム制導入による営業力の強化や販促プランの拡充が奏功し、加盟店の総数、単価とも拡大傾向が継続。中間期計画と比較した経常利益の進ちょく率は50.7%となっており、計画通りの順調な推移となっている。3月期通期では売上高234億8200万円(前期比17.3%増)、経常利益は45億5500万円(同14.3%増)を計画している。

 ただ、株価は急落。ぐるなびの業績好調は従前から株式市場で知られていたことであり、いわゆる材料出尽くしの動きを示した。3月12日に16万2800円の安値を形成して以降、順調に下値を切り上げる動きを継続してきただけに、利益確定売りが出やすいタイミングでもあった。

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