株式市場の関係者が大注目するクックパッドの株式公開が迫ってきた。小型株市場全般の起爆剤として期待されている。
クックパッドの目論見書ベースの想定発行価格は8500円だったが、個人投資家のほか、機関投資家の評価も高くブックビルディングの仮条件は8500〜9500円となった。公開価格はその上限である9500円に決定。事前の人気は非常に高くなっている。
景況感悪化と有力ベンチャー企業の減少、株式市場の低迷などが相まって新規上場銘柄数は2008年から大幅に減少。2009年は一段と減少して年前半(1〜6月)の株式公開はたった9社。クックパッドでまだ10社目であり、新規上場銘柄への希少価値も高まっている。株式市場全般に停滞感が強く、手掛かり材料不足となっていることも追い風。事前の注目度が高まっているほか、行き詰った資金がクックパッドに流れ込む可能性もありそうだ。
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