東京市場がなお、不安定な動きを続ける中、新興市場ではネット系銘柄の修復高が進んでいる。ただ、個別銘柄ベースで株価の戻りピッチに差が出てきている。株式市場では今、景気抵抗力に注目している。
ネット株はほかの業種に比べて景気動向への抵抗力が強いと言われている。しかし、リーマン・ショックに端を発した世界的な金融市場の混乱を受けて、株価は一斉に売られた。今後は世界的な景気減速が懸念されており、その中でも業績成長を継続できる企業を選別する動きが強まっている。東証1部市場ではガスや電力など公益株、薬品株などが逃避資金の受け皿となるケースが目立っている。
ネットセクターは、米Googleが好決算を発表しているなど、景気動向への抵抗力は証明済み。新興市場で注目されているのは、楽天などEコマース関連銘柄のほか、消費に直結する銘柄だ。
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