Chromeは、発表時にはフルスクリーンモードがなかったが、Googleはすぐにこの問題を解決した。スクリーンを最大限に活用しようというこの精神は、少なくとも現時点において、筆者がChromeをデフォルトブラウザにしている理由の1つだ。
新たな変化はAppleの「Safari 4」で訪れた。Chromeと同様、Safari 4も2つのボタンメニューアイコンを右上隅に追加した。Chromeと異なるのは、従来のメニューバーも備えていることだ。Windows版では、メニューバーを非表示にして有効領域を多少広げることができる。
個人的に残念に思うのは、AppleがSafari 4のベータ版から正式版に移行する際、もう1つの変更を取りやめてしまったことだ。Safari 4は当初、Chromeと同様に、タイトルバーにタブを表示していた。しかしその後、Appleはタブを従来の位置であるウェブページのすぐ上に移してしまった。
次の大きな変化を起こしているのはFirefoxブラウザの開発を先導しているMozillaだ。
「Firefox 3.5」のリリースに向けた突進を終えた今、開発者の関心は再び将来に向けられている。先週、「Firefox 3.7」のモックアップが公開され、最終的なインターフェースをどのようにするべきか議論を呼んでいる。画面上にはChromeに似た特徴が2つある。2つのメニューアイコンがあることと、メニューバーがなくなったことだ。
その後すぐに「Firefox 4.0」のモックアップが公開された。オプションの1つでは、タブがタイトルバーに移動され、一層Chromeに似ている。
Firefoxの大きな強みの1つは、ブラウザのカスタマイズに利用できる拡張システムだ。筆者のお気に入りの1つは「autoHideStatusbar」で、ウェブサイト上のリンクがどこにつながっているか確認するために必要なとき以外は、ステータスバーの領域を再利用できる。また、タブをブラウザの左辺に移動させる「Tree Style Tab」も利用している。筆者は通常、水平方向のスペースより垂直方向のスペースを必要とするからだ。
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