同じような話として、Firefox 3.7のモックアップの外観に心を奪われた人は、LifeHackerがまとめた3ステップの変更によって、その外観を実際に自分で試してみることができる。
こうしたすべての変化がどのように広がっていくかは、まだ分からない。ただし明らかなことは、影響力のある開発者たちが、アイコン、メニュー、バー、ボックスが入り込んだ太いフレームより、細いフレームの方が良いと確信していることだ。
こうした傾向が重要である理由の1つは、ウェブアプリケーションのトレンドだ。
ここで「Microsoft Word」について考えてみよう。特に最近のバージョンでは、アイコンのリボンがアクティブなとき、コントロールを収めるためにかなりの領域を必要とする。
次に「Google Docs」を見てみよう。Google Docsでは、ブラウザ本体に既に表示されているユーザーインターフェース要素にワードプロセッシング用の要素を追加しなければならない。このアプリケーションを使う人は、2倍の重荷を背負わなければならない。まるで解像度800×600ピクセルのディスプレイの時代に戻ったようだ。
では、ウェブアプリケーションの未来を考慮に入れよう。写真編集のPicnikや、オフィス生産性のZoho、プログラミングの「Bespin」などだ。「Microsoft Office」さえも間もなく参入してくる。こうしたアプリケーションは、「Google Chrome OS」の開発者たちが期待するほどすぐにはデスクトップアプリケーションと置き換わることはないとしても、数も増え、精巧さと重要性も増している。
ブラウザ内で節約されたわずかなスクリーンスペースの効果は、こうしたアプリケーションで何倍にもなる。そしてもちろん、今までのウェブブラウジングでも役に立つ。少ないスクロールで、より多くの情報を手に入れられるからだ。
ソフトウェアの実用性を損なうことなくユーザーインターフェースを切り詰めるには、大変な努力を要する。しかし筆者のスクリーンがオフィスの壁全体に、または直接自分の網膜に表示される日が来るまで、ブラウザ開発者がもたらしてくれる、あらゆるピクセルをかき集めるつもりだ。
この記事は海外CBS Interactive発の記事をシーネットネットワークスジャパン編集部が日本向けに編集したものです。原文へ
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