「Microsoft Office 2010」のテクニカルプレビュー版が、米国時間7月13日、招待制で利用可能となった。これは最終版ではないが、Microsoftがうまくやり通せば興奮を引き起こすであろう、多くの機能拡張が含まれている。
Microsoftによると、今回のアップデートの中心は次の3点であるという。ワークフローをさらに効率的にすること、ウェブアプリケーションを効果的に使用して、作業がどこでもできるようにすること、そして他者との共同作業をはるかに簡単にすることだ。本レポートでは、このスイートの多くのアプリケーションにおける重要な機能変更をいくつか取り上げる。Microsoftによると、Office 2010では、PC、携帯電話、ウェブを使用してプロジェクトをよりうまく効率的に遂行することができるという。われわれが見たところでは、同社の言うとおりかもしれないし、ウェブアプリケーションも「Google Docs」を相手に善戦するかもしれない。
「Office 2007」で導入されたリボンでは、引き続き、よく使う機能がワークスペース最上部の便利な位置に置かれる。しかしOffice 2010では、スイートのすべてのアプリケーションでリボンが利用でき、各プログラムを最大限に活用できるよう支援するコンテキストタブや各種機能も利用できる。
例えば「Outlook 2010」では、リボンのQuick Stepsセクションにあるオプションで、チームミーティングを素早く設定したり、スレッドを特定のフォルダに移動したり、あらかじめ作成された件名のメッセージを特定の受信者に転送するようカスタマイズしたりすることができる。「Excel」では、タブを切り替えて、関数にアクセスしたり、図やグラフを挿入したり、接続されているソースからデータを素早くインポートしたりすることができる。Officeの各アプリケーションで最もよく使う機能に簡単にアクセスできるというのは、非常に便利だ。Microsoftが、各アプリケーションのリボンを最大限に活用できるよう研究したことは明らかだ。
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