Microsoftは米国時間4月15日、次期Officeスイートの技術テストを2009年第3四半期に開始し、2010年の最終的なリリースに備えることを明らかにした。
次期Officeスイートは、開発コード名「Office 14」と呼ばれていたが、正式名称が「Office 2010」となり、同スイートの各製品は「2010」を名称の含むことになる。
Microsoftは、テストに関して明かした情報は限定的なものとなっている。Office担当エグゼクティブで「Exchange」チームを統括するRajesh Jha氏はインタビューで、技術プレビューはパブリックベータよりも限定された十万人規模の技術ユーザを対象とすると述べている。これに対しパブリックベータは、百万人規模で「最終リリースにより近い」ものになると同氏は述べた。
このスケジュールは、Microsoftが2008年10月に述べたスケジュール(技術プレビューを2008年に、続くベータを2009年に実施)ほど意欲的ではなくなっている。Office 14の一部早期テストは2008年に実施されたが、Microsoftは2009年に入り、最終版Office 14の公開が2010年以降になることを認めている。
Jha氏は、技術プレビューの対象がデスクトップ版「Word」「Excel」「PowerPoint」「OneNote」だけでなく、Microsoftが開発中のブラウザベースの「Office Web Apps」を含むことを述べている。ブラウザベース版は、デスクトップ版にくらべ一部制限が加えられているが、基本的な編集機能は持っている、と同社では述べている。また、同ブラウザベースアプリケーションは、「Internet Explorer」だけでなく「Safari」や「Firefox」でも動作するため、Linuxコンピュータや「iPhone」でも使えるようになる、と同社では述べている。
この記事は海外CNET Networks発のニュースをシーネットネットワークスジャパン編集部が日本向けに編集したものです。海外CNET Networksの記事へ
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