MicrosoftのTechEd 2009イベントに出席している人々は、「Office 2010」に関する最新情報を耳にするのみならず、そのテスト利用を進める最初の人々となることだろう。
Microsoftは米国時間5月11日、Office 2010の招待制のテクニカルプレビュープログラムを7月に開始し、ロサンゼルスで今週開催されているTechEd 2009への出席者は、そのプログラムでOffice 2010を試用する早期メンバーに選ばれることになると発表した。
Office 2007では、新たなファイル形式やユーザーインターフェースの刷新が行われたのに対して、Office 2010では、それほど大きな変更点は予定されていない。しかしながら、デスクトップ版のリリースに合わせて、Microsoftは、Word、Excel、PowerPoint、OneNoteのブラウザ版となる「Office Web Applications」のリリースを予定している。また、従来通りの32ビット版の複数バージョンに加え、初の64ビット版がリリースされることにもなっている。
すでにMicrosoftは、テスト版の提供開始時期が、2009年第3四半期中に行われることを明らかにしていた。また、Microsoftは、TechEd 2009の出席者以外にも、テスト版の提供枠を広げる計画であると述べたものの、その提供時期などに関しては、明言することを避けた。
Office 2010の最終製品版は、2010年中の正式リリースが予定されている。
Office 2010のデスクトップ版の動作には、Microsoftは、Windows XP SP3、Windows Vista、Windows 7のいずれかが必要であると述べている。Office 2007が動作するハードウェアであれば、Office 2010でもサポートされるはずだとの見方を、Microsoftは示している。
Office 2010のテクニカルプレビューの提供時期の正式アナウンスに加えて、MicrosoftはTechEd 2009の初日に、「SQL Server」および「Windows Server」の次期版に関する詳細な発表を行い、2009年のホリデーシーズンに合わせて、「Windows 7」を正式にリリースする予定であることも明らかにした。
この記事は海外CNET Networks発のニュースをシーネットネットワークスジャパン編集部が日本向けに編集したものです。海外CNET Networksの記事へ
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