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ネットサービス連携で進化する家電・情報機器--ネットにつながる家電・情報機器とは?

堀江大輔(D☆FUNK)2009年06月29日 18時05分
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 PCやケータイからインターネットサービスを利用するのは当たり前になり、ブログや動画、写真などをインターネットを通じて共有したり、公開したりしてコミュニケーションすることも普及した。

 しかし、こうしたコミュニケーションは何もPCやケータイなど特定の端末から利用する時代は終わった。

 テレビや、ビデオ、デジタルカメラなど、あらゆる機器から直接ネットワークに接続してサービスを利用する時代が到来したわけだ。あらゆる機器が情報コミュニケーションツールとなる世界では、どのようなビジネスチャンスが広がり、人びとに何をもたらすのだろうか。

 この特集ではこれらネットにつながる家電・情報機器の最前線をレポートする。

“ネットにつながる家電・情報機器”その実力と内容

 インターネットのビデオ・オン・デマンドサービス使って、最新映画がテレビで見られる。リビングのデジタルレコーダーで見ていた番組の続きを、寝室のテレビで視聴できる--。最近のテレビやデジタルレコーダーには、そんな機能が搭載されていると聞いたことがある人は多いのではないだろう。

 「どうやったらできるんだろう?」「何か難しい設定が必要になるのでは?」とネット接続できる家電や情報機器を使ったことがなければ、そんな不安があるかもしれない。しかし現在のネット対応製品群は購入するだけで、上記に挙げたようなサービスを利用できるようになる。

 ではネットにつながる製品とは、いったいどういった製品のことを指すのだろうか? 広い意味では、インターネットや家庭内LANへの接続機能を装備した家電と考えられる。その歴史は古く、ブロードバンドが一般化すると同時に、ネット接続できる情報機器もたくさん登場していた。

 初期のネット接続機器の多くは白物製品であった。たとえば2002年に発売された東芝の「FEMINITY」(フェミニティ)シリーズは、冷蔵庫や電子レンジを連携させ、食品名や賞味期限など食材の在庫データなどが管理できた。しかし食材を自分で入力しなければならず煩雑であったこと、レシピサイトなどの急拡大により、それほど普及はしなかった。

普及のきっかけは地デジ、LAN端子がネットへと誘う

 しかし、地上デジタル放送が広がるにつれ、デジタルAV分野でネット接続機器が徐々に登場しはじめた。その理由は地デジ対応テレビにはLAN端子が装備されていたからだ。双方向サービスを利用するためのLAN端子を、インターネットや家庭内LANに接続することで、テレビは多方面への広がりを持った。

 地デジテレビの登場直後は、あくまで双方向放送で利用するだけだったが、2007年2月にテレビ向けのインターネットサービス「アクトビラ」が開始され、LAN端子の持つ意味は大きく変わった。

 アクトビラは、パナソニック、ソネットエンタテインメント、ソニー、シャープ、東芝、日立製作所の6社が共同で設立した、テレビ向けのインターネットサービスだ。「アクトビラ ビデオ」「アクトビラ ベーシック」と2タイプのサービスを揃え、アクトビラ ビデオではテレビをネットに接続することで、レンタル感覚で、いつでも気軽に最新映画などをストリーミングで見ることができる。

 24時間いつでも見られて返却が不要。高画質なハイビジョン映像が視聴できる「アクトビラ ビデオ・フル」も用意されるなど、ビデオレンタルよりも利点が多く、サービス開始から約2年4カ月で、累計接続台数は100万台を超えるほど人気を集めている。2009年夏に発売される最新テレビでは、大画面サイズにほぼ搭載されるなど、標準的な機能となった。

  • アクトビラのトップ画面。2009年5月に接続累計台数が100万台を突破した

  • NHKのオンデマンドサービス「NHKオンデマンド」も動画配信の有力コンテンツ

  • アクトビラ内でサービスを提供するTSUTAYA TVではダウンロードサービスも開始

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