「Google Desktop」のユーザーへ、Google自身によるウィジェットが新たに提供された。このウィジェットによって、ユーザーはブラウザを起動しなくても「Google Reader」の多くの機能を利用できる。Google ReaderのソースリストはPCのサイドバーに表示され、購読したフィードを詳しく確認できるようになっている。また、個々の記事はスクリーン上にスライド表示されるポップアップウィンドウで読める。
このウィジェットはGoogle Desktopのドック内、あるいは画面上に「分離」させる形で利用できる。この2つを比較した場合、筆者は後者の方が好きだ。というのも、サイドバーの高さや幅を変えずに多くのフィードや記事を素早くチェックでき、他のウィジェットのルックアンドフィールに影響を及ぼさずに済むためである。
1つの大きな難点は、このウィジェットがまだHTMLフォーマットのフィードを適切に表示できず、画像やページが出力されない可能性のある点である。しかし通常版と同様、Google Readerの見出しをクリックしてオリジナルサイトに移動することはできる。
もっともこのウィジェットは処理がわずかに遅いようにも感じた。このウィジェットには、ブラウザで得られる即時の反応がない。例えば、フィードのソースリストをクリックすると、これらが表示されるまで2〜3秒ほど要する。同様のことが次の階層の、記事のフィードリストに遷移するときも生じた。
公開初期にありがちな不具合があったとしても、このウィジェットは非常に便利と感じた。ユーザーは何の作業をしている間でも常にフィードをチェックでき、他のアプリケーションを立ち上げたり、ブラウザのGoogleアカウントに戻ってログインしたりすることなく、すべての記事を読むことができるためである。
この記事は海外CBS Interactive発の記事をシーネットネットワークスジャパン編集部が日本向けに編集したものです。 原文へ
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