ユーザーが共有アイテムにコメントを残せる機能が「Google Reader」に追加された。Googleは、(購読している)サイトの主要なコメントシステム以外の場所で、そして共有アイテムとそのグループだけという限定された範囲で友人同士が議論するための手段として、この機能を導入した。
この新しい情報の流れを管理しやすくするため、Google Readerには最新の会話内容を1カ所に表示するフィルターが搭載された。ここでは、最新の会話をすべて閲覧することが可能で、フォーラムのようにコメントを追加していくこともできる。
コンピュータのブラウザからGoogle Readerを通してコメントを読んだり追加したりできるほか、iPhone版のReaderにも対応する。
「FriendFeed」に非常によく似ているが、プライバシーに関してはGoogle Readerの方が若干厳格である。なぜなら、Readerでは、アイテムを共有したユーザーの友人だけがコメントを読むことができるからだ。さらに、コメントをつけられるのは友人の共有アイテムに対してだけ、という制約もある。しかし、Googleによると、今後のリリースで「すべてのアイテム」内のフィードについても、コメント機能を利用できるようにする予定だという。
これは、表面上は些細な機能に思えるかもしれない。しかし、仮にGoogleが友人であるかどうかに関係なくすべてのReaderユーザーにコメントスレッドを開放し、パブリッシャーが自身のブログのコメント内にReaderのコメントからのフィードを集約できるようにすれば、Readerは単なるフィードリーダー以上のものになる。FriendFeedによって、別のページで起きている会話の内容をブログに掲載できるようになったのと同じことが、Readerでも実現するかもしれない。
この記事は海外CNET Networks発のニュースをシーネットネットワークスジャパン編集部が日本向けに編集したものです。海外CNET Networksの記事へ
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