コーレン:カシオ計算機の一部のカメラには“Eye-Fi連動機能”というものが搭載されています。ニコンの「D60」と「D90」で搭載した機能をさらにパワーアップさせたもので、Eye-Fiを利用している時には、画面上にいろいろな表示が行えるようになりました。たとえば、Eye-Fiを利用している際は、「Eye-Fi」というロゴが表示され一目で利用していることが確認できます。
田中:多くの写真データや長時間の動画データを転送する際に気になるのがオートパワーオフの問題です。定期的に操作をしないとオートパワーオフにより転送が正しく行われないといった事がありましたが、Eye-Fi連動機能を搭載したモデルなら、そういった問題はありません。また、電力不足で正常に動作しないという消費電力の問題もEye-Fi用の設計がなされているので、安心して利用できます。
コーレン:まず、Eye-Fiが挿入されていることをカメラ側が検知できるようになっています。そして、カードに対して転送状態にあるかどうかの確認を行うようになりました。転送中を確認するとオートパワーオフが延長されるという仕組みです。また、転送中にユーザーが故意に電源を落とそうとすると、転送中であるという警告画面が表示されます。もちろん強制的に電源を落とすことも可能です。オートパワーオフの延長ということで、長時間にわたる転送が終わった際には自動的に電源が落ちるようなっています。
コーレン:Eye-Fiのターゲットはあくまでも“デジタルカメラを使って写真・動画を撮るユーザー”です。この場合の動画とはショートムービーを前提としています。手軽に撮影したものをまるごとシェアし合うという考え方です。ところが、デジタルビデオカメラを使うユーザーというのは、録画したデータをパソコンで編集し、オリジナルムービーを作るという手間と時間をかけられる人たちだと思います。そういった意味では、Eye-Fiのターゲットとはいえません。
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