子供のネットリテラシー高めるコミュニティサービス-ゲームメーカーからITベンチャーまでが提供

原田和英(アルカーナ)2009年04月06日 19時57分

 「サークルリンク」という子供向けのコミュニティサイトがある。ソーシャルネットワーキングサービス(SNS)をベースとして、子供向けのゲームやマンガが用意されているサイトだ。

 サービス全体で子供のインターネット利用に細心の注意を心がけているようで、たとえば新規登録時に「ハンドルネームとは何か」「ウェブに公開してはいけない情報は何か」といったインターネットに関するクイズが出題される。さらに、規約の同意画面では一部の漢字に読み仮名を振っている。

 3月27日には、このサークルリンクが「お仕事タウン」というコンテンツを開始した。子供がウェブ上で職業をバーチャル体験できるサービスだ。

 企業とのコラボレーションコンテンツが多く、たとえば東芝による「植林活動」やtearbridge Productionによる「音楽作家」などが用意されている。ビジネスモデル的にも、コンテンツ的にも興味深い試みだ。

 ためしに野村證券による「キッズアナリスト」を体験してみた。「金融」「為替」などのゲームやクイズが用意され、それらの知識を楽しみながら学ぶことができる。子供向けゆえか、文字入力は少なく、基本的にはマウスクリックをベースにしたインターフェースとなっている。

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