ぐるなびの場合は2008年12月12日に東証1部に上場し、東証の規定により上場翌月の月末である1月末からTOPIXに算入されている。株価は1月末のTOPIX組み入れ時の機械的な買い需要を材料視する格好で堅調な推移となっていた。
ところが2月上旬以降、株価は急落する。その機械的な買いへの思惑がはく落したことが背景。実際は運用資金による買い付け資金よりも、それを材料視する関連資金のほうが大きく、株式市場では「コバンザメ資金」や「ちょうちん」などと呼ばれる。それらが一斉に引いたことで、株価は下値を模索する動きとなっている。
ぐるなび株はヘラクレス時代、20万円台中盤で推移してきたが、東証1部に上場して以降は下落基調が鮮明化し、3月12日には16万2800円の安値を付けている。外食産業の低迷によって飲食店は顧客獲得のためにぐるなびのサービスを積極的に活用しており、業績は好調。需給面を理由に必要以上に売られている現在の株価は、中長期的にみれば魅力的な水準と言えそうだ。
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