ポメラ（pomera）はテプラに続くヒット商品となるか--キングジム開発者に聞く - (page 6)

――電子辞書も搭載して欲しいという声は多いのではないですか。

立石：今後のお楽しみということでしょうか（笑）

――次に目指す強化ポイントはどこでしょう。

次回はもっと天板の色も増えるか！？写真はサンプルとして作られたもの

立石：ポメラは、デジタルメモという新しいマーケットです。今のデジタルカメラやミュージックプレーヤーは、画素数を上げたり、音質を上げたりとブラッシュアップをして進化していますよね。デジタルメモも同じようにやっていくのがいいのかなと。

　メモ帳としての機能、快適に入力でき、メモとしての手軽さをブラッシュアップできたらと思っています。決して何でもかんでも取り付けてということをしようとは思っていません。社内でそのコンセプトは共有できています。

塗装により手をかけた天板も考案された

田辺：みなさんのご意見をすべて集めるととんでもない、パソコン以上の機械ができがりそうなのです（笑）われわれがやるべきポイントというのは、いわゆるパソコンメーカーさんがやらなかったり、やれなかったりするところだと思います。

　その“キングジムならでは”を突き詰めるのがポイントだと思っています。

　テプラはただのシールが印刷できるプリンタです。ニッチですが、今のようなマーケットになったというよい前例がありますから、大事に育てていけば、そういう部類のカテゴリになりきれる可能性もあると思っているのです。

――弊社の読者ブログでもポメラは大きく話題になりました。読者に対してなにか一言お願いします。

立石氏が所有するポメラ

立石：ぜひ、一度ポメラに触れていただきたいですね。特にブロガーさんは文章を書くのが大好きな人たちでしょう。私もかつてテキストサイトをやっていたぐらい、書くことが好きでした。

　そういう人がオンでもオフでも持ってもらえる大きさに仕立て上げ、ストレスなくテキストを入力できるようにしましたので、使い倒してほしいですね。