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アップルが景気悪化から受ける影響--2008年ホリデーシーズン予想 - (page 2)

文:Tom Krazit(CNET News.com)
翻訳校正:ラテックス・インターナショナル
2008年11月20日 07時30分
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 景気のよかった2007年、第1四半期のMacの出荷台数は第4四半期と比較して7%増加した。よって、2008年の販売総数は少し不調なものになるが、それでも2007年と比べて着実に成長している。Appleが2008年ホリデーシーズンの10〜12月期に260万台のMacを販売すれば、2007年同期の230万台から13%の増加になる。

 2008年7〜9月期のAppleの決算発表で、最高執行責任者(COO)であるTim Cook氏は、7〜9月期のMacの販売が予想を若干下回った原因は、購入を考えていた人たちが、近いうちに新しいモデルが登場すると知って新しいノートブックの購入を先送りにしたためだと考えていると述べた。NPDのデータによれば、デザインが一新された「MacBook」発売後のMacの10月の売り上げは、理論通り、2007年10月と比較して28%増加した。

 それでも、Piper Jaffrayは11月と12月のMacの需要は低迷すると予想している。2009年1月のMacworldまで新しいモデルの登場はないと見込まれているため、10月に最新版にアップグレードした大勢の購入者たちは、しばらくはMacの購入を控えるだろう。

iPod

Appleの最も売れている製品であるiPodは、例年のかき入れ時である10〜12月期の売り上げが急降下する見通しだ。2007年の10〜12月期と比較して出荷台数が約15%減少し、2008年は1850万台から1900万台の間になると見られている。

 現時点では、この減少が2008年9月に発表されたAppleの最新iPodへの反応なのか、それとも景気後退の兆候の1つなのか、確かめようがない。今後注視すべき重要な数字は、iPod事業に関連する売上高の増減だ。Appleは、「iPod touch」を「最高に遊べる」(そして現在、最も高価な)iPodであると大々的に宣伝しており、出荷台数が15%減少したにもかかわらず、売上高成長が若干の下落、あるいは同水準であれば、アップセル戦略がうまくっているということになるかもしれない。

競争面での見通し

 現四半期、競合会社がAppleよりもうまくやるという見込みはない。Intelはもはやテクノロジの指標となる存在ではないかもしれないが、PCの需要に関しては間違いなく指標となる存在である。これまでに予想されていたIntelの第4四半期の売上高と現在の予想に10億ドルの開きがあるということは、HPとDellにとっても輝かしい四半期になる見込みはないということだ。

 携帯電話に関しては、実際にiPhoneの出荷台数が減少すれば、Research In Motion(RIM)がこれに乗じ、「BlackBerry Storm」と「BlackBerry Bold」が主役に躍り出るかもしれない。しかし、景気後退につきものである企業の技術投資の大幅な落ち込みにより、RIMの四半期業績がずば抜けたものになる可能性は低い。

 そして、この7年間というもの、iPodの主要なライバルになるような製品はいまだに登場していない。Appleはまた、任天堂やソニーのようなポータブルゲームシステムを取り入れ、iPodを新しい分野に進出させようとしている。

 四半期ごとに着実に成長し続けるAppleの能力は終わりに近づいているようだ。しかし、ファンや投資家にとって少しでも気休めになるとすれば、少なくともその原因はAppleの落ち度によるものではない。

この記事は海外CNET Networks発のニュースをシーネットネットワークスジャパン編集部が日本向けに編集したものです。海外CNET Networksの記事へ

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