一方、1カ月当たりのショッピングや娯楽費を見ると「5,000円未満」が37.6%と最も多く、次いで「10,000円〜30,000円未満」が27.9%と続く結果になった。近年「若年層の車離れ」など、若年層が以前に比べ購買意欲を低下させていると言われているが、毎月の携帯電話代金の支払いに追われ、他の物品に費用をかけられなくなっているのではないだろうか。月々の携帯電話料金平均を8000円とした場合、それを年間に換算すると約10万円程度。これは、20代前半の平均年収の約25分の1にあたると考えられる。[参照:20代の男女3割が「車に興味ない」、若年層の自動車離れ顕著に(Livedoorニュース)][参照:20代の平均年収(年収ラボ)]
携帯電話が若年層の消費力低下の要因の1つになっていると少なからず、言えるのではないだろうか。
Q3-1では、Q1で尋ねた「通話料金支払い者」とQ2-1をクロス集計した。すると、自分で料金を支払うユーザーの方が自分で料金を支払わないユーザーよりも携帯電話代を多く費やしていることが分かる。
続いてQ3-2では、Q2-2のショッピング代・娯楽費のクロス集計をしたところ、自分で携帯電話を支払っているユーザーでは「10,000円〜30,000円未満」の37.8%が最も多く、自分以外が携帯電話を支払っているユーザーでは「5000円未満」が49.5%と半数近い結果になった。自分で携帯電話料金を支払っているユーザーの方が、消費意欲も比較的高いと考えられる。通話料金の支払い有無によって、若年層の消費行動に違いが見られる結果になった。
次回は、着うたや着うたフル、デコメのアクセス方法や検索の仕方を調査していく。
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本調査はモバイルインターネットリサーチを使ったものです。あくまでも指標や参考データとしてご活用下さい。業種や取り扱っている商品、またユーザーの属性によっても調査結果は大きく異なると考えられます。より詳細な業界動向や、ターゲット層に合わせたリサーチにご興味をお持ちの方は、リサーチアウトソーシングサービスをご活用ください。
調査対象:15歳〜29歳のモバイルユーザー340人
調査期間:2008年10月10日〜2008年10月15日
調査方法:モバイルリサーチ
調査機関:ネットエイジア
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