Webマーケティングガイドでは、モバイルインターネット調査会社のネットエイジアと共同のもと、「顔ちぇき!」などに代表されるジェネレータコンテンツに関する調査を行った。
前回のジェネレータコンテンツに関する調査では、ジェネレータコンテンツの利用経験率は30%を超え、男性に比べ女性の利用率が高いことがわかった。また、ジェネレータコンテンツの認知経路としては「友人・知人からの紹介」が中心となっていることも明らかとなった。今回のジェネレータコンテンツに関する調査では、ジェネレータコンテンツの利用が企業やサービスのイメージや利用にどのような影響をもたらしたのかについて調査を行った。
≪調査結果サマリー≫
調査対象者は、15歳〜49歳のモバイルユーザー345人。男女比は、男性:48.7%、女性:51.3%。キャリア比はDocomo:52.2%、EZweb:36.8%、Softbank:11.0%である。
【Q1-1】コンテンツ提供企業の認知率
Q1では、利用したジェネレータコンテンツがどのような企業から提供されているかを覚えているかどうかを尋ねた。その結果、「覚えている」と回答したユーザーは2.8%、「何となく覚えている」が8.3%となり、約90%のユーザーは提供先の企業を覚えていないことがわかった。もし、キャンペーンの目的がメールアドレスなどのユーザー情報の取得ではなく、認知率の向上やイメージ醸成である場合は、コンテンツ自体の内容やコンテンツ利用後の導線設計などにも考慮する必要があるだろう。
【Q1-2】
また、Q1-1の結果を男女別にみると、提供先の企業を覚えている(「覚えている」と「何となく覚えている」の合計)と回答したユーザーは、男性で7.7%、女性で12.9%となり、女性の方が男性に比べ5ポイント以上高い割合で記憶していることがわかった。
【Q2】ジェネレータコンテンツの不満点
Q2では、ジェネレータコンテンツを利用した際に面倒だと感じたことを尋ねた。代表的な回答として、「写真を撮ること」「メールアドレスの入力や登録」「結果が出るまでに時間がかかる」、そして「メールマガジンが送られてくる」などの声が見受けられた。ただし、一部のユーザーにおいては「おもしろそうだったので、面倒だとは思わなかった」と回答している点には留意する必要があるだろう。
この回答から伺えるのは、同じような入力情報や仕組みであったとしても、コンテンツ自体の面白さや話題性によって、ユーザーのリアクションが大きく異なるということである。最低限の配慮やユーザビリティーは必要だが、本質はあくまでもコンテンツの面白さにあるのではないかと考えられる。
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