全国的に広まりつつあるタクシー車内での全面禁煙。2008年8月29日時点では、28の都府県(一部市町村)で実施されているが、こうした動きをネットユーザーはどう感じているのだろうか。20代から40代を中心とする男女に意識調査を行った。集計回答数404人中、喫煙者は81人(20.0%)、非喫煙者は323人(80.0%)。
タクシーの全面禁煙についてどう思うかを聞いたところ、「賛成派」は全体の88.6%にのぼった。性別・年代別のいずれも「賛成派」が圧倒的に多いが、女性(93.4%)と30代(90.9%)で特にその割合が高い。また喫煙者に限っても「賛成派」が60.5%と半数を超えており、全面禁煙に対する理解が進んでいる様子も伺えた。
一方「反対派」は喫煙者が他層よりも多かった男性と40代に目立ち、男性では15.2%、40代では14.3%だった。街中やオフィス等で禁煙エリアが拡大するなか、移動中のタクシー車内が貴重な喫煙所だという人もいるかもしれない。
全面禁煙のほかに「タクシーにこんなサービスがあったら」と思うものを選んでもらったところ、最も多かったのは「無言タクシー(運転手が無言)」の 20.8%。世間話や相槌など、運転手の話相手(?)になることを煩わしく感じる人も少なくないようだ。この「無言タクシー」の要望は、女性よりも男性、 40代よりも20代に多かった。
全体で次に多かったのは「女性専用タクシー」の20.3%。やはり女性からの支持が高く、男性の4.9%に対し女性では39.2%の人がサービスを希望している。また「禁煙タクシー」に対抗して「喫煙タクシー」を望む声も10.1%あり、男性(14.3%)と40代(12.5%)からの支持が特に高かった。「その他」には「短距離(専用)タクシー」「料金格安タクシー」「ペット同乗快諾タクシー」などを希望する意見があった。
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