ブロガー向け情報サイト「ブロッチ」などネットマーケティングを展開する株式会社アイシェアは同社が提供するサービス会員をパネラーとするリサーチ結果を発表した。
発汗や気になるにおいを抑える制汗デオドラント剤。最近は男性用が充実してきたほか、クリームやロールオンなどさまざまなタイプの商品が出回っているが、ユーザーの利用動向はいかがなものだろうか。20代から40代を中心とするネットユーザー男女413名の回答を集計した。
この夏、制汗デオドラントを「使った」人は、全体の45.8%。男女別に見ると、女性が58.2%、男性では35.3%が使用していた。年代別では20代が51.9%、30代が50.3%、40代では43.5%で、年代が若いほど使用率が高かった。
制汗デオドラントを使った人に、普段よく利用しているタイプを聞いたところ、「スプレータイプ」が78.8%と根強い人気。一方「クリームタイプ」は 7.9%、「インナー・パッド」はわずか2.1%にとどまった。
男女別に見ると、男性は「スプレータイプ」が81.0%と断トツだったが、女性では「スプレータイプ」が77.3%だったのに対し、「クリームタイプ」の利用者も10.0%おり、少ないながらも好みが分かれる傾向にあるようだ。
また、制汗デオドラントをどんな時に使うかを複数回答形式で答えてもらったところ、「出勤・外出のとき」が最も多く65.6%。以下、「体臭が気になるとき」が41.8%、「汗をかいたとき」が40.7%と続き、「暑い時」は31.7%だった。
男女別に見ると、「出勤・外出のとき」は男性の62.0%に対して女性は68.2%と多かったが、「体臭が気になるとき」では男性の51.9%に対して女性は34.5%止まり。発汗を事前に抑制する目的で利用する女性と、気になったときその場で利用する男性との間に差がみられた。
年代別でも30代、40代では「出勤・外出のとき」に利用する人が目立ったが、20代では「体臭が気になるとき」が66.7%に達し、男性同様気になったときに使う傾向が表われた。
さらに、制汗デオドラントをカバンなどに入れて持ち歩いているかを聞いたところ、「持ち歩いている」人は24.3%で、女性でも28.2%にとどまった。しかし、男性の19.0%が「持ち歩いている」点を考慮すると、男女間の利用意識に大差がなくなりつつあると考えてもよさそうだ。
一方、制汗デオドラントを使わなかった人にその理由を複数回答形式で選んでもらったところ、全体の47.8%が「体臭が気にならない」と回答。性別、年代別でも「体臭が気にならない」が最も多かったが、「ニオイが嫌い」が女性で22.8%、20代で24.0%に上り、「金額が高い」では男性が16.6%、 40代が17.6%と、年代・世代によって不満点の違いがあらわとなった。
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