大統領候補オバマ氏のサイトがハッキングの被害に

文:Elinor Mills(CNET News.com) 翻訳校正:編集部2008年04月22日 16時42分

 先週末、何者かが米民主党大統領候補Barack Obama氏のウェブサイトの脆弱性を突き、同サイトへの訪問者を対立候補のHillary Clinton氏のサイトにリダイレクトしていたことが、セキュリティ企業NetCraftのブログへの投稿から明らかになった。

 米国時間4月18日夜、Obama氏のサイトのコミュニティブログを訪れた人々がClinton氏のサイトにリダイレクトされた。20日、「Mox」というハンドル名を使用し、イリノイ州リヴァプール出身と主張する人物が、Obama氏のサイトへのハッキングを行ったのは自分だと名乗り出た。

 その人物はハッキングについて「私はただ、一部のお粗末なHTMLコードを利用しただけ」とし、特に重大なことだとは考えていないようだ。基本的に、今回のハッキングを可能にしたのは、ウェブサイトに頻繁に見られるクロスサイトスクリプティングと呼ばれる脆弱性だ。

 ビデオ共有サイトYouTubeで、ハンドル名「Zennie62」を名乗るユーザーが、Obama氏のサイトからClinton氏のサイトにリダイレクトされた時の様子を撮影したビデオクリップを投稿している。

 リダイレクトはすでに修正されているが、「Mox」氏によると、Obama氏のサイトには、まだ同様の脆弱性が複数存在するという。

この記事は海外CNET Networks発のニュースを編集部が日本向けに編集したものです。海外CNET Networksの記事へ

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