キヤノンは9月17日、インクジェットプリンタのブランド「PIXUS」の複合機「PIXUS MP」シリーズ5機種とプリンタ「PIXUS iP」シリーズの2機種を、10月上旬に発売すると発表した。実勢価格は「MP980」が3万7000円前後、「MP630」は2万8000円前後、「MP620」は3万円前後、「MP540」が2万3000円前後、「MP480」が1万5000円前後、「iP4600」が1万6000円前後、「iP3600」が1万4000円前後。
全機種が新開発の染料インク「BCI-321」を採用し、写真を長期間美しく保存できるシステム「ChromaLife100+(クロマライフ100プラス)」に対応する。独自の高密度プリントヘッド技術「FINE」を搭載し、「MP480」を除く6機種の最高解像度は9600×2400dpiで、最小1plの極小インク滴によってプリントできる。
「MP」シリーズはプリンタ/スキャナ/コピー/ダイレクトプリントの機能を搭載する。最上位機の「MP980」はグレーインクを含む「新世代6色インクスステム」を採用。L判フチなし写真のプリント時間は約17秒と、従来機種の「MP970」と比較して約12秒短縮した。同条件でのプリント時間は「MP630」が約18秒、「MP620」「MP540」が約35秒、インクタンクと一体型のプリントヘッドを採用する「MP480」は約38秒。「MP980」「MP620」は100BASE-TXの有線LANと、無線LAN規格IEEE802.11b/gに対応する。「自動写真補正」機能では、赤目補正も可能になった。
「iP」シリーズの2機種はプリンタのみの単機能で、L判フチなし写真のプリント時間は「iP4600」が約18秒で、「iP3600」が約35秒。
また、同時に純正の写真用紙「キヤノン写真用紙・光沢 プロ プラチナ(PT-101)」を、発売する。実勢価格はL判100枚入りで1790円。
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