矢野経済研究所は6月12日、デジタルフォトプリンタ市場に関する調査の結果を「2008フォトプリンタ/インクジェットプリンタ市場の実態と展望」にまとめ、発表した。
調査によると、2007年度の業務用フォトプリンタ市場は大手コンビニエンスストア向けに8000〜9000台の新機種導入需要が発生したことにより、出荷数量ベースで前年対比130.2%の2万3700台となった。2008年度以降は各種機器のリプレイス需要として約1万5000台が見込まれている。
一方、2007年度パーソナルフォトプリンタ市場は昇華型が市場を牽引し、前年度比2000台増の9万台となり、プラス成長へと回復した。
また、2007年度の業務用フォトプリンタ、パーソナルフォトプリンタ、汎用インクジェットプリンタ、ネットプリントなどの各機種および出力方式、出力形式を合計したデジタル写真の総出力枚数は69億3000枚、今後は2008年度が78億5000枚、2009年度が87億3000枚、2010年度が97億8000枚と順調に増加し、2011年度には108億8000枚に達すると予測している。
調査期間は2008年3月から4月まで。デジタルフォトプリンタメーカ10社を対象に直接面接取材を実施した。
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