Appleの幹部たちが、ストックオプションのバックデートを巡る株主との訴訟を1400万ドルで解決した。
Associated Pressによると、和解金は保険から支払われるため、最高経営責任者(CEO)のSteve Jobs氏を含む幹部たちにとっての負担はないという。また、この裁判は、会社への補償を求める株主代表訴訟のため、和解金は株主でなく、Appleに入る。Appleの株主が損害賠償を獲得するための訴訟は、バックデート問題が発覚した2006年末以降にAppleの株価が上昇しているため、 頓挫している。
ほかに問題が浮上しない限り、おそらくこれでAppleのストックオプション問題は落着するだろう。Appleはストックオプションの付与日をさかのぼって設定したことについて、2006年に8400万ドルの費用を計上し、会計上の調整をしている。現行の経営陣で責任を問われた人はおらず、元幹部のFred Anderson氏、Nancy Heinen氏に対する米証券取引委員会(SEC)の訴訟も解決している。
この記事は海外CNET Networks発のニュースをシーネットネットワークスジャパン編集部が日本向けに編集したものです。海外CNET Networksの記事へ
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