グーグル、広告主向けツールに地理情報を分析するツールを追加

文:Stephen Shankland(CNET News.com) 翻訳校正:編集部 2008年09月05日 15時14分

 Googleは、広告主向けツール「AdWords Report Center」に新しい機能「Geographic Performance report」を加えた。広告をクリックしたユーザーの地理的分布を示すもので、広告主は検索広告キャンペーンの動向を追跡できる。

 広告主は、検索結果の横に表示される自社広告がクリックされるとGoogleに広告料を支払う。そのため、ユーザーがどこにいるのかを広告主が知りたいを思っているのは当然のことだろう。GoogleのTrevor Claiborne氏は米国時間9月3日、Inside AdWordsブログにて、「自社の広告のパフォーマンスが良い地域にターゲットを絞り込むことで、キャンペーン全体のパフォーマンスを最大化できる」と記している。

 この動きは、オンライン広告のもつ特徴の1つを明らかにしている。現在、広告の成功や失敗は、広告のクリックやウェブサイトの閲覧、何らかのアクション(製品購入やサイト登録など)につながったコンバージョン率などで測定されるが、詳細な分析があれば、より正確に判断できるようになる。

 これとは別に、GoogleはAdWordsブログの別のエントリで4日、広告が検索結果から見られたのか、コンテンツを閲覧することで見られたのか広告主が区別することができるように、パフォーマンス監視ツールを調整したことも発表している。

 GoogleのChristian Yee氏はブログで、「検索ネットワークとコンテンツネットワークの統計は非常に異なるため、両方のネットワークでの広告キャンペーンの統計を集めて考察することで、ざらっとした見通しが得られるかもしれない」と述べている。「たとえば、検索ネットワークでインプレッションが高くクリックスルーレートが低い場合は、最適化の必要があるというシグナルになる。しかし、同じような統計がコンテンツネットワークで出た場合は、パフォーマンスが乏しいということにはならないだろう」(Yee氏)

この記事は海外CNET Networks発のニュースをシーネットネットワークスジャパン編集部が日本向けに編集したものです。海外CNET Networksの記事へ

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