市場場調査会社eMarketerは米国時間8月22日、NBCが運営するNBCOlympics.comでのビデオ広告費を575万ドルと見積もるとともに、この数字はあまり驚くべきことではないと述べた。
全体的に見た場合、NBCは2008年、ビデオ広告費として5億500万ドルを計画している。そして、五輪向け費用は、全体のわずか1.1%でしかない。
NBCのデジタル五輪報道は批判されている。Network PresidentのJeff Zucker氏は、開会式を生放送しないことや、一部の注目種目はストリーミングするがテレビとは時間をおいた録画放送とすることを決定している。
また、eMarketerが指摘しているが、Microsoftとの提携により、五輪映像を見たい場合にはSilverlightソフトウェアをダウンロードする必要があり、ダウンロードを必要とする場合には利用者数が通常少なくなる。
「NBCの五輪報道は、人によっては銅メダルだろう」と、eMarketerアナリストDavid Hallerman氏は22日、リリースで述べた。「将来のオンラインイベントの指標として、今回の五輪は高い基準を設定したことになる。主要なスポーツ大会、トーナメント、プロリーグにおいて、ダイジェスト映像ではなく、豊富なビデオコンテンツをオンラインで提供する必要があるということを明確にした」(Hallerman氏)
この記事は海外CNET Networks発のニュースをシーネットネットワークスジャパン編集部が日本向けに編集したものです。海外CNET Networksの記事へ
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