Facebookは、サイト上の広告を「よりスマート」で、よりインタラクティブにしようとしている。Forrester ResearchのアナリストJeremiah Owyang氏が米国時間8月21日、自身のブログで述べた。Owyang氏は、「Engagement Ads」と呼ばれるFacebookの取り組みについて、Facebookで利益化の責任者を務めるTim Kendall氏から概要の説明を受けたという。Engagement Adsは、同日中の立ち上げが予定されている。
Facebookは21日午前、CNET Newsに対して同プログラムの存在を認めた。同社は声明で、「Facebookは、今後数カ月間にわたってEngagement Adsをテストする。これは、常に新たな広告のあり方を追求する取り組みの一環である」と述べ、「最初の試みとして、3種類のEngagement Adsを用意する。利用者がコメントをつけたり、バーチャルギフトを贈ったり、広告内で直接ブランドの用意するFacebook Pageのファンになれたりできる。人々はまた、コメントを書いたり、ギフトを贈ったり、同じ広告でファンになったりした最新の友人たちを見ることができる。また、こうした行動は、News Feedを通して共有される」と語った。
Facebookは、自社の広告を単なるディスプレイ広告以上のものにしようとしていることをすでに明確にしてきた。利用者は、広告に対する賛否を示しその理由をFacebookに表明することができる。また、Facebookが目指す「Social Ads」は、規模が大きくなり続けている。例えば、ステータスメッセージに「ピザ」と書くとオンライン発注の企業Seamless Webの広告がピザの写真付きで直ちに現れる。
しかし、Engagement Adsは違う。メンバーが広告にコメントを残すと、そのコメントが友人のNews Feedsに現れるのだ。また、Facebookの「Pages」機能を通して製品の「ファン」として登録され、(ブランドが登録してあれば)ブランドに関係したバーチャルギフトを友人に贈る手段にもなる。このEngagement Adsモジュールは、ページのNews Feedに隣接する場所に現れることになるが、プロファイルやFacebookのほかのSocial Ads上の表示広告はなくならないだろう。
この記事は海外CNET Networks発のニュースをシーネットネットワークスジャパン編集部が日本向けに編集したものです。海外CNET Networksの記事へ
CNET Japanの記事を毎朝メールでまとめ読み(無料)
ものづくりの革新と社会課題の解決
ニコンが描く「人と機械が共創する社会」
ZDNET×マイクロソフトが贈る特別企画
今、必要な戦略的セキュリティとガバナンス