Facebookの最高経営責任者(CEO)であるMark Zuckerberg氏は米国時間7月23日、「Facebook Platform」以外のプラットフォーム上にあるアプリケーションがFacebookのソーシャルネットワークを利用できるようにする技術である「Facebook Connect」を正式に公開した。これは非常にパワフルなアイデアであり、同社の「f8」カンファレンスで行われたデモの内容は、22日に公開された「MySpace Data Availability」よりもずっと印象的なものであった。
ユーザーはFacebook Connectを利用することによって、他のウェブサイトやアプリケーションにおいてもFacebookシステムのログインや認証を行い、ログイン後には自らのFacebookデータを持ち込むことができるようになる。Facebook ConnectがMySpace Data Availabilityよりも優れている点は、それが双方向であるというところにある。Facebookのデータを外部サイトに持ち込めるだけではなく、そのサイトでのアクティビティをFacebookのプロフィールやニュースフィードに反映させることができるのである。以下に2つの例を挙げる。
Facebook Connectのパートナーとしては他に、AmiandoやCBS.com、CitySearch、CNET(記者は今回の提携に関して今日までまったく何も知らなかった)、CollegeHumor、Disney-ABC Television Group、Evite、Flock、Hulu、Kongregate、Loopt、Plaxo、Radar、Red Bull、Seesmic、Socialthing!、StumbleUpon、The Insider、Twitter、Uber、Vimeo、Xobniがある。
ただ残念なことに、Facebookがオープンな認証規格である「OpenID」へのサポートを発表することはなかった。なお、Myspaceは22日にOpenIDへのサポートを発表していた(ただし中途半端であるが)。
この記事は海外CNET Networks発のニュースをシーネットネットワークスジャパン編集部が日本向けに編集したものです。海外CNET Networksの記事へ
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