インターネットでの通信販売、いわゆるEコマースというビジネスでは、一般に商品の価格が最終的に購買者の決定を促すという傾向にある。
しかし、現実にあるリアルの店舗での買い物はそれだけではなく、買うまでのプロセスを楽しむ、つまり、商品に対しての価値をその場で理解しながら最終的に購買まで至るというような、買い物そのものが楽しみと化している場合もあるはずだ。
たとえば、情報が氾濫している商品やスペックだけで決まる商品――パソコンだとかDVDだとか――に関しては、価格の安いところで買ったほうがお得だ。だが、お店に行ってはじめてその商品について知る、店員からその商品の説明(ウンチクとも言うが)を聞く、最終的にはその商品の価値について納得して買ってしまうなんてことはよくある話だ。ややさげすんだ表現かもしれないが、「価値=違いがわかる」を商品の購入によって得ることで、自己満足に至ると言えるかもしれない。
高級店やセレクトショップなどで買い物する場合には、こんな光景がほとんどだろう。
CNET Japanの記事を毎朝メールでまとめ読み(無料)
「もったいない」という気持ちを原動力に
地場企業とともに拓く食の未来
地味ながら負荷の高い議事録作成作業に衝撃
使って納得「自動議事録作成マシン」の実力