ある台湾メディアの報道によると、Appleから大量注文が入ったため、NAND型フラッシュメモリがしばらく入手困難になる可能性があると、Samsungが顧客に警告しているという。
台湾のITサイトDigitimesは現地時間7月2日、Appleが最近、すでに報じられている「iPhone」製品に使用する目的で、8Gビットのフラッシュメモリチップを5000万個発注したと報じた。したがって、Samsungの他の顧客はフラッシュメモリの納品を待たされることになるという。Samsungはフラッシュメモリの供給確保のため、Appleが2005年に契約を結んだ会社の1つだ。
今回報じられているAppleの発注は、Gバイトレベルのフラッシュメモリにして5000万個分に相当する(8Gビット=1Gバイト)。Appleは「iPhone 3G」において8Gバイト版および16Gバイト版を発売する計画なので、1Gバイトのフラッシュメモリ5000万個というと、16Gバイト版なら300万台以上、8Gバイト版なら600万台以上、あるいは(こちらが最もありそうなパターンだが)両バージョンをもう少し均等にリリースする予定、ということになる。
Appleは好スタートを切るため、6月には8Gビットのフラッシュメモリ2500万個を注文した模様だ。そして今、同社はiPhone 3Gの勢いをさらに加速させるべく、計画を進めている。同社はこれまで、2008年におけるiPhoneの販売台数は1000万台となる見込みだと強く主張してきた。この目標を達成するには、2008年下半期で約770万台を売らなければならない計算になる。
この記事は海外CNET Networks発のニュースをシーネットネットワークスジャパン編集部が日本向けに編集したものです。海外CNET Networksの記事へ
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