AT&Tは米国時間7月1日、「iPhone 3G」の発売価格などを正式に再発表した。特定の条件を満たす顧客は、8Gバイトモデルならば199ドル、16Gバイトモデルならば299ドルのディスカウント価格で購入できる。
AT&Tは、同社の小売販売店にて、米国時間7月11日午前8時より、AppleのiPhone 3Gを発売する予定である。AT&Tは、米国内でのiPhoneの独占販売キャリアとなる。
7月11日以前に旧iPhoneを購入した顧客、新たにAT&Tとの新規契約を結んで購入する顧客、あるいは購入時にアップグレードディスカウントの資格を満たす顧客が、iPhone 3Gをディスカウント価格で購入可能だ(AT&Tは、アップグレードディスカウントの資格が、通常は現在の契約プランの残存期間および支払い履歴に基づいて決定されるとの説明を行っている)。
(ディスカウント価格での購入の)資格を満たすためには、2年契約を結ばなければならない。Appleは、6月に開催されたWorldwide Developers Conference(WWDC)にて、iPhone 3Gの販売価格が、199ドルおよび299ドルになることを明らかにしていた。
アップグレードディスカウントの資格がない人は、8Gバイトモデルならば399ドル、16Gバイトモデルならば499ドルにて、iPhone 3Gを購入できる。いずれも2年契約を結ぶことが必須となる。
(AT&Tとの)契約なしでiPhone 3Gの購入を希望する顧客に対しては、8Gバイトモデルならば599ドル、16Gバイトモデルならば699ドルにて発売予定だ。
iPhone 3Gには、Microsoft Exchange ActiveSyncを利用したビジネスクラスの電子メールサービスや、カスタマイズされたアプリケーション作成が可能になるiPhone Software Development Kitが搭載された、「iPhone 2.0」ソフトウェアが標準でプリロードされている。AT&Tは、iPhone 3G上で「Yellowpages.com Mobile for iPhone」の提供も計画している。
アップグレードの資格を満たすユーザーのアクティベーション料金は18ドル、新規の顧客のアクティベーション料金は36ドルとなっている。
AT&Tは、不正なロック解除やハッキングを行って、他の通信キャリアネットワークでiPhone 3Gが使用されるのを阻むため、店頭でのアクティベーションを求めている。
AT&Tは、iPhone 3G向けに、無制限のデータプランが含まれた、4種類の新たな音声プランを提供する。
「AT&T Nation Unlimited」プランには、月額129.99ドルで、無制限の音声通話がセットされる。月額69.99ドルの「AT&T Nation 450」プランには、時間帯に関係なく使用できる無料通話が450分、夜間や週末のみに使用できる無料通話が5000分付属する。
さらにAT&Tは、月額109.99ドルで、時間帯に関係なく使用できる無料通話が1350分セットされる「Nation 1350」プランと、月額89.99ドルで、同じく無料通話が900分セットされる「Nation 900」プランを用意している。どちらのプランも、夜間および週末は無制限に音声通話を利用できる。
この記事は海外CNET Networks発のニュースをシーネットネットワークスジャパン編集部が日本向けに編集したものです。 海外CNET Networksの記事へ
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