Verizon Wirelessは米国時間6月30日、「V CAST Music」の刷新を発表する予定。同ストアで販売されるすべての楽曲は今後、デジタル著作権管理(DRM)フリーとなる。Verizonは、Sony BMG、Universal Music Group、Warner Music Group、The EMI Groupという4大メジャーレコードレーベルすべてのDRMフリーの音楽を販売するデジタル音楽配信業者として、Amazonに続くことになる。
同社にとっては、Real Networksの「Rhapsody America」サービスとの提携による初の音楽サブスクリプションサービスを提供することになる。Verizonは2007年、Rhapsodyとの提携を発表しており、この提携により、自社ミュージックストアとV CASTのユーザーインターフェースデザインを変更した。
デジタル音楽に関して言えば、新サービスにより、Verizon Wirelessは新しい分野に参入する。Verizonの携帯電話加入者も非加入者も、DRMフリーの楽曲を1曲0.99ドルでPCにダウンロードし、MP3対応のデバイスと同期できる。Verizonの携帯電話ネットワークを使うと、Verizonの携帯電話に1曲1.99ドルで購入できる。また、新しいV CASTサービスでは、Rhapsodyの加入者は携帯電話を同サブスクリプションサービスに同期できる。これはAT&Tの加入者がNapsterのサブスクリプションサービスにアクセスできるのと同じ仕組みだ。
しかし、大手になる可能性はあるにしても、依然としてVerizonの動きが業界リーダーであるAppleに大きな影響を与えるとは考えにくい。それよりもむしろ、専門家は、Verizonがすでに低迷している市場の拡大を促す可能性の方がはるかに高いと考えている。
この記事は海外CNET Networks発のニュースをシーネットネットワークスジャパン編集部が日本向けに編集したものです。海外CNET Networksの記事へ
CNET Japanの記事を毎朝メールでまとめ読み(無料)
「程よく明るい」照明がオフィスにもたらす
業務生産性の向上への意外な効果
ものづくりの革新と社会課題の解決
ニコンが描く「人と機械が共創する社会」
ZDNET×マイクロソフトが贈る特別企画
今、必要な戦略的セキュリティとガバナンス