動き回る人型音楽ロボット「アンプボット」、セガトイズから

永井美智子(編集部)2008年06月19日 21時32分

 2本のタイヤで動き回る人型音楽ロボット「アンプボット」を、セガトイズと米Hasbroが共同開発した。ユーザーの持つリモコンを追いかけたり、音楽に合わせて踊ったりする機能を備える。

アンプボット アンプボットを囲むHasbroの開発責任者、ダンカン・ビリング氏とセガトイズ代表取締役社長の國分功氏(写真をクリックすると拡大します)
アンプボットの背面 アンプボットの背面に携帯音楽プレーヤーをつなげるようになっており、手の部分はコントローラになっている(写真をクリックすると拡大します)
アンプボットのリモコン アンプボットのリモコン。ボタンを押したり、回したりすることで操作する。ただし携帯音楽プレーヤーの操作はできない (写真をクリックすると拡大します)

 2輪で自律的に立って移動するほか、小刻みにバランスを取ることで静止することも可能。胸の部分に5インチのミッドレンジスピーカーを、肩の部分にステレオスピーカーを搭載して音楽を鳴らす。内蔵した音楽のほか、接続した携帯音楽プレーヤーの楽曲を再生することも可能だ。

 右手部分ではモード切替や音の大きさ、サウンドエフェクトなどの操作が可能で、左手部分はスクラッチなどのDJプレイが楽しめるようになっている。また、17個のセンサーと4つのモーターを内蔵しており、障害物を感知する。

 動きとしては、ユーザーの位置を感知してそちらのほうに向き音楽を鳴らす「トラックモード」、リモコンを追いかける「フォローモード」、音楽に合わせて踊る「ダンスモード」、リモコンで動きを操作できる「ドライブモード」、その場で静止させる「パークモード」の5つがある。

 国内ではセガトイズがウェブサイトを通じて販売する。8月1日より日米同時に予約を受け付け、11月よりウェブサイトを通じて販売する。価格はオープンだが、8万円前後となる見込みだ。オーディオファンやロボットファンを主なターゲットとしており、年間販売目標数は1万個とのこと。

 大きさは高さ73cm×幅47cm×奥行き44cm。単一電池6本で駆動する。また、リモコンは単四電池3本が必要だ。

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