動画共有サイトYouTubeに、動画をアップロードした人が、その動画の視聴者層を詳細に把握できる機能が追加された。
YouTubeは、3月にリリースした分析ツール「YouTube Insight」に、デモグラフィックス分析機能を追加した。
Googleは米国時間5月15日、「(Insightに)デモグラフィックスタブを追加した。このタブをクリックすると、動画の再生回数が、年齢層(例えば18〜24歳など)、性別、さらに年齢と性別の組み合わせごとに表示される。この機能を利用することにより、ユーザーは自分が投稿した動画の視聴者の構成をより具体的に把握できる」とブログ投稿で述べている。
GoogleはYouTubeからの広告収入の向上を最優先課題としており、今回の動きもその方針に沿ったものだ。Googleの最高経営責任者(CEO)であるEric Schmidt氏は先週、新しいYouTube広告の可能性を裏付けた。また、広告主やマーケッターたちも、インターネットが提供することのできるメディア消費に関する詳細な記録やデモグラフィック情報を好んでいる。
Googleは14日、buzz targetingと呼ばれるYouTubeで広告を購入するための新しい方法を発表した。これは、口コミで人気になりつつある動画の周辺に広告を掲載できるというもの。
ユーザーのプライバシーは保護される、とGoogleは語る。
Googleは、「われわれは、視聴者に関する一般的な情報を匿名かつ集合状態で提供する。ユーザーがYouTubeアカウントを作成時に入力する誕生日や性別に基づいている」とし、「したがって、個々のユーザーの身元が特定されることはない」と付け加えた。
この記事は海外CNET Networks発のニュースを編集部が日本向けに編集したものです。海外CNET Networksの記事へ
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