人気のYouTubeから利益をより多く得ることを最優先事項に据えるGoogleは米国時間5月13日、この課題に関するさらなる詳細を明かし、「buzz targeting」と呼ばれる広告製品を導入すると述べた。
この広告製品では、「バイラルで広がりそうな」ビデオ、つまり、口コミ(または、IM、ブログ、電子メール)により一気に話題となりそうなビデオを見つけるアルゴリズムを使用する。この場合、広告は、YouTubeパートナーが提供するビデオの下5分の1に重ねて表示され、YouTubeパートナーは、Googleと広告売上をシェアする。
より多くの利益をYouTubeから得ることがGoogleの「最高優先事項」だ、と同社最高経営責任者(CEO)Eric Schmidt氏は4月に述べている。同社では新しいYouTube用広告の可能性に取り組んでいる、と同氏は先週語った。
これまでYouTubeの広告キャンペーンは、特定層のみをターゲットとしてきた。buzz targetingは、幅広いオプションを加えることになる。ただし、広告は、エンターテインメントやハウツーといったカテゴリ別に販売される、とYouTube関係者は説明する。
最初の広告主として、Lions Gateが提携している。同社では、500の動画を対象にbuzz targetingを用いて映画「The Forbidden Kingdom」のプロモーションをする。Lions Gateでデジタルメディア担当ディレクターを務めるDanielle DePalma氏は、「buzz targetingにより、非常に大きく多様な視聴者層にリーチできる」と声明で述べた。
この記事は海外CNET Networks発のニュースをシーネットネットワークスジャパン編集部が日本向けに編集したものです。海外CNET Networksの記事へ
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