Googleが初めて公式に、保護者との関係構築に乗り出す。
Googleは米国時間3月25日、子供のオンラインと安全性のための保護者向けのガイド「Family Safety Guide」を発表した。Googleはまた、メディアに認知改善を促すNPOのCommon Sense Mediaと組んで、「A common sense approach to Internet safety(インターネットセーフティへの常識的アプローチ)」というタイトルのオンラインビデオを作製したことも明らかにしている。このビデオはYou Tube、それにComcast、Time Warner Cable、Cox(いずれもCommon Sense Mediaのパートナー企業)の各ビデオオンデマンドサービスでも提供される。
もちろん、Googleは以前から保護者向けの技術と情報を提供している。たとえば、「Safe Search」では、子供に不適切な素材をフィルタリングして検索結果に表示するものだ。子供に安全なウェブサイトをリストしたディレクトリリストもある。だがこれまでGoogleは、Yahoo、AOL、Microsoftなどのライバルが提供する子供向けの安全に関するアイデア集のように、情報を一箇所に集めたサービスを持っていなかった。啓蒙的なビデオは、そんなグーグルにとって大きな意思表示となるだろう(Googleはこれに関する情報をブログで25日に公開している)。
このビデオはかなり基本的なもので、「パスワードを漏らしてはいけない」などのコツを伝えている。だが、Googleの人気を考えると、ビデオはオンラインの安全性とリテラシーについて、かなりの規模のユーザーを啓蒙することができるだろう。また、Googleの各種サービスへのトラフィック増加も期待できそうだ。ビデオでは、写真共有サービス「Picasa」やチャットサービス「Gchat」などのGoogleサービスにおけるプライバシーコントロール機能を紹介しているからだ。
この記事は海外CNET Networks発のニュースをシーネットネットワークスジャパン編集部が日本向けに編集したものです。海外CNET Networksの記事へ
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