Googleのある幹部は、「Android」搭載端末の出荷時期に関するワイヤレス業界の内情をうっかり漏らしてしまったのかもしれない。
Googleは11月に携帯電話向けOSのAndroidを導入してから、Android搭載端末が発売されるのは2008年後半と言ってきた。しかし、ワシントンD.C.に駐在するGoogleの電気通信およびメディア担当法律顧問であるRichard Whitt氏は米国時間3月24日、「ホワイトスペース」周波数帯についてのGoogleの計画に関する電話会議で、Android搭載端末の販売予定についてより具体的なスケジュールに触れ、早ければ2008年の夏か秋には出荷される可能性があると述べた。
電話会議の後で、Googleの関係者らはAndroid携帯電話の発売予定時期は「2008年後半」で変わりはないと改めて表明し、具体的な発売スケジュールはGoogleのパートナー次第であることを強調した。しかし、Googleもおそらく発売記念パーティなどに出席したいと考えているはずなので販売スケジュールにひそかに通じている可能性が高く、さらに夏(と秋)のすべての時期はまさに1年の後半に当たる。
Android搭載端末が夏か秋の初めに発売されれば、Googleとパートナーにとっては、暦年後半の新学期や年末のショッピングシーズンに市場を試す機会が得られることになる。IDG News Serviceは先週、HTCが「Dream」という名前のAndroid搭載端末を開発しており、「2008年末近く」に発売されるだろうと報じた。
この記事はまた、サムスン電子もHTCに対抗してAndroid搭載端末を完成させようとしていると伝えており、おそらくは他の携帯端末メーカーも開発計画を加速化しているということなのだろう。
この記事は海外CNET Networks発のニュースをシーネットネットワークスジャパン編集部が日本向けに編集したものです。海外CNET Networksの記事へ
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